Webアンケート作成ツールは導入必須!【2024年】おすすめツールをご紹介
多くの企業の関心事であるカスタマーロイヤルティ。
これを構築し育てて行くにあたり、正確なフィードバックを収集できるWebアンケートツールは今日、ビジネス上で欠かせないツールとなっています。
アンケートツールの基本的な知識とその役割、そして2024年おすすめのアンケートツールについてご紹介していきます。
おすすめのアンケートツールをチェック!
Webアンケートツールとは?
Webアンケートツールとは、オンラインで独自のアンケートを設計して配布、集計できるツールです。
企業やEC店舗はアンケートツールを活用することで顧客や消費者からダイレクトに商品・サービスに関するフィードバックを収集することができます。実際の顧客やユーザーからのフィードバックは非常に価値が高く、企業やEC店舗にとってはこれらフィードバックを用いて自社サービスや商品・製品を正しい方向性をもって改善していくことが可能になります。
またこの『アンケート実施→フィードバック収集→回答の分析→商品やサービスの改善』という一連のサイクルは顧客満足度と企業に対する信頼を高め、ビジネスにとって重要なカスタマーロイヤルティの構築を可能にします。
Webアンケート作成ツールの種類と機能
Webアンケートツールは任意のフォームを簡単に作成してWebサイトに設置でき、サイト運営者が設定した任意のタイミングでアンケートウィンドウを表示、またはページ遷移によりユーザーをアンケートへ導きます。
そして実施できるアンケートの種類は実にさまざまとなっており、あらゆる調査が可能となっています。以下にネット上で実施できるアンケートの種類と、ツールで活用できる機能の一例をご紹介します。
アンケートや調査の例:
- NPS(ネットプロモータースコア)調査
- CX(カスタマーエクスペリエンス)調査
- 商品購入後アンケート
- 顧客満足度調査
- 新規顧客調査
- 購入動機調査
- 製品説明最適化調査
- 機能フィードバック調査
- 購入後アトリビューション調査
- 新製品コンセプト等受容性調査
- ブランド浸透調査
- 企業イメージ調査
- 各種世論調査
- 各種マーケティングリサーチ
- 広告やキャンペーン等の事後アンケート など
アンケートツール内で活用できる機能の例:
- 調査のためのフォームの設計と作成・質問の追加
- アンケートウィンドウのデザイン編集
- ターゲティング設定とアンケート表示ページの設定
- 回収したアンケート回答の集計と分析・グラフ表示
- リアルタイムでのアンケート結果分析
- タグ付け・メール自動返信・オートセグメンテーションなど
Webアンケートツールを活用するメリット
これまでのアンケートに比べ、効果や労力、コストパフォーマンス、環境面で圧倒的に効率的なオンラインアンケート。企業規模の大小に関わらず、調査を実施できるのも大きなメリットと言えるでしょう。
その他、アンケートツールを活用するメリットについて以下にご紹介します。
1. アンケートや調査に関する特別な知識を必要としない
Webアンケートツールは誰でも手軽にアンケートが実施できるように設計されており、直観的な操作によって簡単にアンケートを実施運用することが可能です。したがって、専門知識がないという担当者であっても手軽にアンケート作成、共有、結果の分析が可能となっています。
2. カスタマイズ性の高さ
アンケートであらゆる調査を実施するにあたっては、カスタマイズ性が必須です。アンケートツールはアンケートの質問形式(プルダウン・選択式・自由回答など)が自由に設定できるなど、カスタマイズ性が考えられています。またアンケートウィンドウやフォームは入力しやすく、かつアイキャッチであることも大切な要素。そのため、多くのアンケートツールではフォームのデザイン編集も可能となっています。
3. コストパフォーマンスが良い
過去に主流であった紙ベースのアンケート、または郵送によるアンケートなどと比較し、アンケートはコスト効率の高さが際立ちます。紙を使用しないことから環境にやさしい調査が可能になるほか、郵送による費用も発生せず、アンケートの配布・収集・集計・分析の一連の流れを低コストで運用する事が可能です。
4. アンケート結果の分析が容易
大量のアンケート結果を集計し分析、計算するのは骨の折れる作業になります。その点、アンケートツールには自動集計・計算・分析といった機能が備わっています。これにより、アンケート結果集計後の作業量が大きく軽減され、また自動的にグラフやチャートを生成するため、調査を簡単に可視化することができます。
5. 即時性の高さ
実施から結果分析、答えを導き出すにあたり長い時間を必要とする従来のアンケートと比較し、アンケートではリアルタイムでの結果取得が可能です。得たフィードバックに対してリアルタイムで分析し対応できるため、即時性の高さも特筆すべき点のひとつでしょう。
6. 実際の自社ユーザーに実施可能
実際に自社の商品やサービスを利用しているユーザー、そしてその中でも特定のユーザーにダイレクトに調査を実施できるのもオンラインアンケートの強みです。オートセグメント機能のあるツールを活用すれば、目的に合わせて顧客のフィードバックを収集でき、ニーズの把握やビジネスの方向性を定めるのに役立ちます。
Webアンケートを効果的に実施するためのポイントとは?
アンケートを通して確かなフィードバックを得るにあたり、最も土台となる部分はその目的と質問です。アンケートや調査で質問に答えるユーザーに負担になるような質問ではより良いフィードバックを得るのは難しくなり、また目的が定まっていなければ得たフィードバックの分析が難しくなります。
ユーザーからのフィードバックをビジネス改善に役立てるために、効果的にアンケートや調査を行うポイントを確認しておきましょう。
1.アンケートの目的を定める
冒頭でお伝えした通り、調査目的を明確にすることは質問を作成する上でも土台となります。この土台に直接関連した質問を設定すべきであり、また得られたフィードバックが目的に寄与するようにアンケートを設計することで、より効率よく調査を進めることができます。
2.シンプルな質問を心掛ける
複雑な質問や長すぎるフォームは回答するユーザーの負担になってしまい、フィードバックを得にくい結果となりかねません。調査設計では1つの質問に対して1つの要点を考え、これを元に簡素でシンプルで理解しやすい質問を提供するように心がけましょう。それぞれの1つの質問につき1つのポイントを設け、分かりやすい言葉を使って質問を設計しましょう。
3.回答者へのセキュリティーを示す
調査によっては、ユーザーの個人情報が必要となる場合もあります。回答者にとって自身の提供する情報が保護されていることは、調査に積極的に参加するか否かを左右する重要なポイントになります。取得したフィードバックデータの取り扱いについて、セキュリティ対策がなされていることを参加ユーザーに明示するようにしましょう。
4.目的に関連したターゲットを選ぶ
アンケートを効果的に実施するにあたっては、アンケートの目的に対して最も関連のあるユーザー層をターゲットに質問を投げかけるようにしましょう。
アンケートで有効な結果を得るためには、適切なサンプルサイズとアンケートの目的に対して最も関連性のある対象者を選ぶことが重要です。どの範囲のユーザーに、どんな質問を投げかけるかについて整理しましょう。
5.調査実施前にテストを行う
調査を実施する前に、少人数のターゲットに向けて事前にテストを行う事は、質問が十分に理解できる内容か、目的に直接関連したフィードバックを得る事ができるかについての判断することを可能にします。
このテスト結果により、フィードバックの傾向や質問の理解度を把握することができます。これら結果を元に本番の調査で使用する質問を修正し改善を行いましょう。
Webアンケートツール選定のポイント
2024年、オンラインでは低コストかつノーコードで、誰でも利用も簡単なアンケートツールが登場しています。ツールが備えている機能や料金プランは個々のツールによって違うため、自社での調査内容や使い勝手に適したツールを選ぶ必要があるでしょう。
アンケートツール選定のポイントについて以下にご紹介します。
1.無料プランで試せるツール
アンケートツールによっては、「無料プラン」が用意されています。無料プランを活用すれば実際のツールの使い勝手はもちろん、UIの使い易さや自社が目的とする調査やアンケートが実施できるかなどを確認できます。内容がよく把握できないうちに料金が発生してしまう事態が避けられるため、無料プランを積極的に活用しましょう。
2. 調査やアンケートの種類の多様性
アンケートツールの仕様は各ツールでそれぞれとなっていますが、複数の目的に沿って確かなフィードバックを得るにあたっては、あらゆる調査が可能なツールを選ぶのが先決でしょう。
11段階評価のスコアによりカスタマーロイヤルティを測定するNPS調査、その他CX調査、市場調査や購入後アンケート、またこれに留まらずフィードバックをさらに有用にする詳細な質問が追加できるツールなど、あらゆる角度からの調査を可能にし、ビジネスの向上に役立てられるツールを選びましょう。
3. ユーザーエクスペリエンスを損なわないツール
適したタイミングで画面上にアンケート項目を表示できたとしても、サイト閲覧を妨害するなどユーザーエクスペリエンスを損なうツールであれば商品購入フローの妨害してしまう可能性があり、またアンケートへのエンゲージメントが低下するのは避けられなばかりか、離脱率の悪化やコンバージョン率の低下を招く恐れがあります。
アンケートウィンドウを画面端に表示する、モバイル端末に対してフルレスポンシブルであるなど、ユーザー目線に立ったアンケートツールを選ぶようにしましょう。
4. マーケティングに役立てられるツールを選ぶ
マーケティングとの相性が考えられたアンケートツールは、リード獲得やオートセグメンテーション、タグ付け昨日のほか、商品やサービス利用時の割引クーポンと引き換えにフィードバックを得ることができるなど、自社の展開するマーケティングに役立つ機能を備えています。
アンケートツールはただ単純にアンケートや結果集計が容易に行えるという特徴だけでなく、自社のマーケティングをより強化できるツールを選定するのが得策と言えるでしょう。
【2024年】Webアンケートツールのおすすめ6選
2024年おすすめのアンケートツールについて、有料プランの最低利用価格と併せて特徴をクローズアップして以下にご紹介します。
①【Asklayer】無料プランから開始が可能!NPS調査やCX調査など、各種調査を網羅
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無料プランあり
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購入フロー・サイト閲覧を妨げない
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豊富な調査形式・多言語対応
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自動計算・完全モバイル対応
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クーポン提示でフィードバック
リード獲得・自動セグメント
Asklayer(アスクレイヤー)は、マーケティングに役立つ機能を搭載したアンケートツールです。
登録から調査開始までが早く、NPS調査・CX調査・市場調査・購入後アンケートなどさまざまな調査に加え、追加の詳細質問も網羅。また特筆すべき点として、調査以外にもオートセグメンテーション機能を搭載する高機能なアンケートアプリとなっています。
小さなウィンドウによってユーザーのサイト閲覧を妨げないマイクロNSP調査により、離脱率やコンバージョン率を低下させることなく速やかなアンケートが可能。またトリガーやターゲティングの詳細設定、リード獲得やタグ付け機能などマーケティングを結果に繋げる機能が満載。そしてより多くのフィードバックを得ることにフォーカスされたツールです。アンケート結果の自動計算機能によりリアルタイムでフィードバックを確認、改善点の特定が可能になります。
②【Seevoi】AIを搭載!スキル不要で簡易アンケートを実施
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1か月間無料トライアルあり
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画面埋め込み型アンケート
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AIによる質問生成
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質問テンプレート豊富
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有料プラン 8,000円 / 月から
AIの搭載により工数を削減してアンケート調査実施が可能なSeevoi(シーボイ)。商品ページやその他のページにアンケート画面を表示し、ユーザーのフィードバックを収集します。
1か月間の無料トライアルを利用することで、ツールが自社のニーズにフィットしているかを事前に確認できます。有料プランにおいても低コストで運用できるアンケートツールとなっており、契約期間の縛りなどもありません。
ブラウザ上における行動ログの自動取得によってユーザーセグメントを行い、細かなターゲティングが可能。AIによる質問生成とアンケート集計・計算・分析により、調査に関する専門家不在であっても社内のみで調査を開始する事ができます。
③【Questant】ユーザーの声を”見える化”!初心者でも簡単アンケート作成
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無料プランあり(結果閲覧制限あり)
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豊富なテンプレート
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簡単設定・質問も簡単作成
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UIが操作性しやすい
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通常プラン 50,000円 / 月
テンプレートを使ってシンプルなフローで質問作成からアンケートを実施できるQuestant(クエスタント)。
アンケートをWebページに設置するだけでなく、各種SNSやEメールなど様々なメディアへの拡散力があり、QRコードでアンケートページへの誘導や回答募集ができるツールとなっています。結果の閲覧数への制限はかかりますが、ツールの本格導入の前に無料プランで試験運転が可能。100種類の質問データベース、豊富なテンプレートが利用できます。UIの操作性などにも定評があり、回答データを年代別や地域別などの属性によりフィルタリングしてグラフ化できるため、多様な分析が可能です。
④【CREATIVE SURVEY】ビジネス分野に強い。幅広い調査目的で利用可能!
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支援プログラム・サポート充実
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ビジネス分野フォーカス
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セキュリティが強固
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UIデザイン・直観的操作が可能
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料金要問合せ
マーケティング調査の他、社内調査やイベントアンケートなどが実施できるCREATIVE SURVEY(クリエイティブサーベイ)では、調査目的別に従業員満足度・エントリーシート・商品購入後調査等、調査目的別に30種類を超えるテンプレートが利用可能となっています。
またCREATIVE SURVEYはビジネスにフォーカスした仕様となっており、高い機能性とセキュリティの強固さが特徴です。直観的な操作が可能なUIと、高機能ながら高い操作性により顧客データやその他調査データを合わせて分析しグラフ化。顧客の声を自社のビジネス改善に役立てられます。
⑤【Survey Monkey】個人から法人まで。あらゆる調査を幅広くカバー
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無料プランあり(機能に制限あり)
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小規模~大規模調査まで可能
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多様な回答収集方法
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カスタマーサポートが充実
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有料プラン 5,833円 / 月 から
アメリカ発のアンケートツールであるSurvey Monkey(サーベイモンキー)。ごく小規模な個人的アンケートから、大規模な法人まで、幅広く活用できるWebアンケートツールとして知られています。無料プランでアンケート作成が可能となっており、導入前の試験運転が可能なツールです。
登録からアンケート開始までが早く、多彩なアンケート収集方法を選択可能。結果を分析後、グラフ表示してくれるため、一目で結果が理解できます。カスタマーサポートも充実。料金設定も他の法人向けツールに比べてリーズナブルで、上位プランではさらなるリソースに加え、他ツールとの統合も可能となっています。
⑥【Google Forms】アンケートや問い合わせフォームを簡単作成!
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無料プランあり
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調査規模を問わず活用できる
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シンプルで使いやすい
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スプレッドシートで回答を管理
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有料プラン 1,360円 / 月から
Google Forms(グーグルフォーム)は、個人や団体、企業規模を問わずシンプルなアンケートフォームを作成できるツールです。グーグルドライブの指定容量内であればフォームやアンケートを数多く作成することが出来ます。
またアンケート結果の集計は自動でGoogleスプレッドシートにまとめられ、手動ですが各種グラフの作成が作成可能です。無料プランを設けているため、本格導入のまえにフォームやアンケートを試験運転できます。プルダウン方式・チェックボックス式・ラジオボタン式・記述式のアンケートが作成でき、用途に合わせて柔軟に活用することが出来ます。
【2024年】6つのWebアンケートツールを比較!
- 無料プランあり / サイト閲覧を妨げない
- 豊富な調査形式 / 詳細な追加質問
- アンケート自動計算 / 完全モバイル対応
- クーポン提示でフィードバック
リード獲得・自動セグメント
- 1か月間無料トライアルあり
- 画面埋め込み型アンケート
- AIによるアンケート質問生成
- 質問テンプレートが豊富
- 無料プランあり(結果閲覧制限あり)
- 豊富なテンプレート
- 簡単設定 / 質問も簡単作成
- UIの操作性が高い
- 無料プランあり(機能に制限あり)
- 小規模~大規模調査まで可能
- 多様な回答収集方法
- カスタマーサポートが充実
- 無料プランあり
- 調査規模を問わず活用できる
- シンプルで使いやすい
- スプレッドシートで集計
※上記の各料金データは、2023年6月6日時点のものです。
【2024年】Webアンケートツールをビジネスに活用しよう
個人や団体、企業規模などに関わらず手軽にアンケート調査が実施できるオンライン・アンケートツール。
数多く存在するアンケートツールですが、ツールの備えた機能が自社の使い勝手に見合っていたとしても、無料プランやお試し期間で使い勝手を確認できるツールを選べば、本格導入前の確認が可能です。加えてアンケート画面を表示するにあたっては、小さな画面でアンケートが表示できるなど、ユーザーのサイト閲覧や購入フローを妨害しないツールを選ぶことが肝要です。
ビジネスを改善し、カスタマーロイヤルティを構築・向上できるアンケートツールは、自社の目的に見合ったツールを選定しましょう。