父の日ギフトの特設ページを作っても、なかなか購入に結びつかない・・・。
そんなお悩みを抱えてはいませんか?
CVR(コンバージョン率)が伸び悩む原因のひとつは「顧客の本音」が見えていないこと。そこで今、多くのECサイトで活用されているのがWebアンケートを活用した販促施策の最適化です。
この記事では、父の日キャンペーンに役立つ基本&カスタム質問の具体例と、アンケート回答の活用例をご紹介します。父の日セールのアンケートのヒントが満載です。
父の日のアンケートでCVRを向上!
なぜ父の日セールでアンケートが有効なのか?
父の日は、母の日に比べてギフト選びに迷う人が多く、「何を贈れば喜ばれるのか分からない」と感じるケースが少なくありません。
また、贈り手が迷っているということは、ECサイト側も「何を売ればいいのか分からない」状態に陥りやすくなります。このギャップが、CV獲得を妨げるボトルネックとなってしまいがちです。
憶測ではなく、顧客に直接聞く
EC運営者の中には、
「年によって売れる商品が変わる・・・」
「特集ページを作っても、コンバージョン率が上がらない・・・」
といった悩みを抱える方も少なくはないのではないでしょうか。
こうしたズレを解消する方法として、Webアンケートの活用が注目されています。誰に、何を、いくらくらいで贈る予定かなど、詳細を聞くことで、顧客の本音を可視化できます。
回答結果が販促施策に直結する
例えば、実父と義父にギフトを贈る場合では、好まれる商品ジャンルが異なる傾向があります。
それぞれに合ったギフト提案をすれば、購入率の向上が期待できます。また、人気ジャンルや予算帯を把握すれば、特集ページや価格帯別のラインナップ改善にもつながります。
最近のWebアンケートツールは、専門知識がなくても使いやすく、無料で始められるものもあります。まずはシンプルな質問から始めてみるのがおすすめです。
すぐに開始できるWebアンケート
アンケートを実施したことがなく不明点が多い、また回答の収集と分析に手間がかかるといったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
Webアンケートツール・Asklayerなら、質問例を選ぶだけで簡単にWebアンケートを作成・公開できます。テンプレートをもとに数分でスタートでき、無料プランからの利用が可能です。
回答結果は自動で集計され、分析や次のアクションにもすぐ活かせます。
父の日アンケートの作り方手順
アンケートを作成するときに大切なのは、「何を知りたいか」を明確にし、それに合った形式と設問を設計することです。
初めてでもスムーズに始められる3つの基本ステップを紹介します。
1.アンケート実施の目的を明確にする
まず、アンケートで何を知りたいのかを決定します。
目的がぼやけてしまうと、回答の分析や今後の施策の方向性を誤る可能性があります。
例えば「人気ジャンルの傾向を把握したい」「ギフト利用者の予算を知りたい」など、目的が明確になると、質問設計がぶれずに済みます。
2.適切な質問形式を選ぶ
質問の内容に応じて、単一選択・複数選択・自由回答・数値スケールなどの形式を選びます。
予算や関係性などの選択肢が明確な項目は「単一選択」、満足度など主観的な評価には「数値スケール」や「自由回答」が向いています。
◆順序効果
質問の順序は、回答に影響を与えることがあります。
回答が簡単な質問は前半に、また心理に迫る質問や個人的に問いかける質問は後半に配置することで、より正確な回答が得られる可能性が高まります。
◆匿名性を保証する
アンケートでは、回答する人のプライバシーを尊重することが大切です。
冒頭の文章などで匿名性を保証することで、回答者は安心してアンケートに答える事ができます。特に、デリケートな内容の質問ほど、匿名性の保証は重要になってきます。
3.アンケートツールでアンケート作成・公開
Webアンケートツールを使ってアンケートを作成し、公開します。
例えばWebアンケートツール・Asklayerなら、公開したアンケートは購入直後のアンケートとして、またサイト上のポップアップアンケートとして表示することが可能です。
その他、特定のセグメントにアンケートURLを載せたメールを送信することもできます。状況に合わせて配信方法を決定しましょう。
父の日アンケート 目的別の効果的な質問例
父の日アンケートを活用して、顧客のニーズや満足度を詳しく把握し、サービスの向上に役立てるためのアンケート質問を目的別にご紹介します。
これらの質問は、父の日のギフト選びに関する理解を深め、顧客体験を向上させるために、バランスよく組み合わせます。コピー&ペーストでそのまま使うことができます。
1. ギフト購入の意欲を測る質問
『父の日にギフトを贈る予定はありますか?』
【単一選択】
・はい(すでに決めている)
・はい(まだ決めていない)
・いいえ
【この質問を聞く理由】
顧客の購入意欲の段階を把握することで、「まだ決めていない」層への限定クーポン配布や特集ページ誘導など、迷っているユーザー向けの施策に活用できます。
意欲の高さをセグメントすることで、リマーケティング広告やポップアップ出し分けにも展開可能です。
2.父の日ギフトを贈る相手に関する質問
『父の日にギフトを贈るギフトを贈るお相手との関係性を教えてください。』
【単一選択】
・実の父
・義理の父
・配偶者(子どもから)
・その他
【この質問を聞く理由】
贈る相手によって好まれるギフトのジャンルや価格帯が異なるため、特集ページやレコメンド施策を関係性に応じて最適化できます。
例えば、義理の父向けには無難な選択肢、実父向けには少し遊び心のある提案など、訴求の方向性を変えることができます。
3.ギフト購入の予算感に関する質問
『父の日ギフトの予算はどのくらいを予定していますか?』
【単一選択】
・〜2,000円
・2,001〜4,000円
・4,001〜6,000円
・6,001〜10,000円
・10,001円以上
【この質問を聞く理由】
ユーザーの予算帯を把握することで、特集ページの構成や価格帯別ランキング、セールの対象商品選定に活用できます。
特にニーズが集中する価格帯を押さえることで、売れ筋の深掘りや欠品対策など在庫面の対応にもつながります。
4.興味のあるギフトジャンルを探る質問
『どんなジャンルのギフトを検討していますか?』
【複数選択】
・お酒・おつまみ
・スイーツ
・ファッション雑貨
・健康グッズ
・日用品
・グルメ
・その他
【この質問を聞く理由】
人気ジャンルの傾向を把握することで、特集ページやバナーの掲載順位、メルマガの特集内容などに活かせます。
また、需要の少ないジャンルへの広告出稿を見直すなど、コスト最適化にもつながります。
5.ギフト購入の決め手を探る質問
『ギフトの選び方で重視するポイントは何ですか?』
【複数選択】
・見た目やパッケージ
・使いやすさ
・健康への配慮
・価格とのバランス
・レビューの評価
【この質問を聞く理由】
顧客がギフト選びで重視する基準を明確にすることで、商品ページの改善(コピー・写真構成)、バナー訴求、レビュー活用などにつなげられます。
たとえば「パッケージ」を重視する声が多ければ、見た目を強調したビジュアル構成が効果的です。
6.実体験からヒントを得るための質問
『過去に父の日ギフトで喜ばれたものがあれば教えてください。』
【自由回答・例】
「焼酎の飲み比べセットが喜ばれました」
「マッサージ機が好評でした」
【この質問を聞く理由】
実際の体験談を収集することで、特集記事やレビュー訴求、SNS投稿内容の参考になります。
また、頻出した商品ジャンルをランキングとして再提案するなど、説得力ある訴求にも活用できます。
父の日アンケート 目的別カスタム質問
この項目では、特集ページの改善、出し分け施策、ギフト選定のヒント収集などを目的として、父の日キャンペーンにおいて“もう一歩踏み込んだインサイト”を得るための設問例をご紹介します。
おすすめの使い方
基本質問に加えて、以下のカスタム質問を2〜3問加えるだけで、より深い洞察を得るのに役立ちます。
回答者にとって負担の少ない質問量を意識して、状況に合わせて編集しながら父の日のアンケートを作成してみて下さい。なお、以下の例もコピー&ペーストでそのままお使いいただくことも可能です。
1.商品を選んだ理由を把握する質問
『今回、そのギフトを選んだ理由を教えてください。』
【複数選択】
・好みに合いそうだったから
・父が使いやすそうだったから
・価格がちょうどよかったから
・レビューや評価が良かったから
・キャンペーン・特集を見て決めたから
・その他
【この質問を聞く理由】
購入の決め手を明確にすることで、特集ページや商品ページでの訴求ポイントを最適化できます。
「レビューが決め手」の声が多ければレビュー強化、「価格重視」が多ければ価格訴求の見せ方を強化するなど、ページ構成や導線設計の改善に直結します。
2.ギフト選びで迷ったことを探る質問
『父の日ギフトを選ぶ上で、迷った点があれば教えてください』
【複数選択】
・どのジャンルがよいか決められなかった
・予算に合うものが少なかった
・父の好みがわからなかった
・他の商品と比較して決めかねた
・配送日が希望通りになるか不安だった
・その他
【この質問を聞く理由】
購買を迷わせたポイントを可視化することで、商品提案やFAQ改善、選び方ガイド記事の作成などに活かせます。
例えば「父の好みがわからない」が多ければ、「贈る相手別ランキング」などの企画が有効です。
3.ギフトを贈る相手の年代を知る質問
『父の日ギフトを贈るお相手の年代を教えて下さい。』
【単一選択】
・50代以下
・60代
・70代
・80代以上
・わからない
【この質問を聞く理由】
年代によって好まれるギフトが異なるため、ランキングやレコメンドの年齢別最適化に活用できます。
例として、60代には健康食品、80代には日用品の傾向があるなど、販促の絞り込みが可能です。
4.キャンペーンへの期待を把握する質問
『父の日キャンペーンであったら嬉しいサービスを教えてください。』
【複数選択】
・無料ラッピング
・手書き風のメッセージカード
・ギフトセットの割引価格
・早期購入での特典
・レビュー投稿で次回割引
・その他
【この質問を聞く理由】
次回のキャンペーン設計に向けた施策案の優先度を判断できます。
要望の多いサービスを導入することで満足度が上がり、SNS拡散やリピート率の向上にもつながります。
5.今後の改善に活かすための質問
『父の日ギフトに関して、今後改善してほしい点やご要望があればご記入ください。』
【自由回答・例】
「もっとおしゃれな包装が選べるといい」
「父の年代別におすすめが分かれていると選びやすい」
【この質問を聞く理由】
ユーザー視点での「不便さ」や「こうだったら嬉しい」が明確になり、商品構成やUX改善の実行根拠として活用できます。
自由回答から拾ったキーワードは、新商品企画やUI改善に役立つこともあります。
6.ギフトを贈るタイミングの傾向を探る質問
『父の日ギフトは、いつごろ購入・準備しますか(しましたか)?』
【単一選択】
・1か月以上前
・2〜3週間前
・1週間前
・直前(数日前〜当日)
・覚えていない
【この質問を聞く理由】
過去または今回のセールにおける父の日ギフト購入のタイミングを把握することで、キャンペーンの配信時期やリマインド施策の調整に活かせます。
例えば「直前」が多ければ、当日配送や即納商品を前面に出す施策が効果的です。
7.父の日に関する意識を探る質問
『あなたにとって、父の日はどのようなイベントですか?』
【単一選択】
・毎年大切にしている恒例行事
・できれば贈りたいが忘れることもある
・タイミングが合えば贈る程度
・特に意識していない
【この質問を聞く理由】
ユーザーの意識の温度感を可視化することで、配信トーンや販促強度の参考になります。「恒例行事」として捉えている層には早期案内や数量限定、「忘れがち」層には直前通知など出し分けの設計が可能です。
8.購入後の満足度に対する理由を聞く質問
『今回のギフトに満足・不満だった点があれば教えてください。』
【自由回答・例】
「梱包は丁寧だったが配送が遅かった」
「写真より実物が良かったので嬉しかった」
【この質問を聞く理由】
商品やサービスの具体的な改善ポイントを把握できます。
特に満足・不満の理由を拾うことで、改善すべき要素と伸ばすべき魅力の両方が明確になります。
回答をどう活かす?アンケート結果の具体的な使い方の例
アンケートを実施した後は、集まったデータをどのように販促や商品設計に反映するかが重要です。
ただ集計して終わりではなく、実際の施策に結びつけることでアンケートの価値は最大化します。
以下は、父の日キャンペーンで得た回答を活用する代表的な例です。実際の状況と照らし合わせ、回答活用のヒントとしてご活用ください。
ギフト人気傾向 →
特集ページや広告に反映
ジャンル別の人気傾向を把握できれば、特集ページやトップページの構成に優先順位をつけることができます。
例として、「健康グッズ」の人気が高ければ、そのカテゴリを目立たせるバナー設置やSNS投稿を強化すると効果的です。
予算帯の把握 →
商品やセット販売の最適化
購入者の予算帯が明確になれば、訴求すべき価格帯に合わせて商品構成を見直すことができます。
例えば「2,000〜4,000円」が多ければ、その帯域のセット商品や送料込み商品を強化する施策が有効です。
購入意欲の段階 →
クーポンやリマインドに使う
「まだ決めていない」と答えたユーザーには、限定クーポンや「人気ランキング」などの情報をリマインドメールやLINEで配信します。
検討段階のユーザーを、購入に向けて一歩進めることができます。
満足度や要望の声 →
商品ページやサービス改善に反映
満足・不満の自由回答からは、顧客の期待値や改善点が見えてきます。
「配送スピードが早くて助かった」などの声はレビューとして活用でき、「もっと種類がほしい」という声は商品企画に反映するヒントになります。
【Webアンケート分析に役立つ記事】
Webアンケートの結果分析の基本|単純集計・クロス集計・自由記述まで
Webアンケートのデータ分析における基本的なテクニックと、それらを実践的な戦略に応用する方法をご紹介します。
Asklayer.io
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