「広告やSNSのどこが本当に売上につながっているのか分からない」と感じることはありませんか。
この記事では、購入後アンケートで流入経路をシンプルに聞き出し、GA4や広告レポートでは見えない「最後の一押し」を特定する方法、そして回答結果をShopifyを含むECサイトの予算配分やLP改善に活かす基本的ステップを解説します。
この記事でわかること
購入後の流入経路調査を、GA4や広告レポートと組み合わせて“成果の出るマーケ施策”に変えるための基本と実践ステップが理解できます。
・購入後アンケートで流入経路を把握する基本設計(いつ・誰に・どこで聞くか)
・流入経路アンケートの質問文・選択肢の作り方と、代表的な質問テンプレート
・GA4・広告レポート・注文データとアンケート結果を付き合わせて読む方法
・チャネル評価を行い、予算配分やクリエイティブ改善につなげる考え方
購入後アトリビューション調査でマーケ戦略を改善!
購入後の流入経路調査(購入後アトリビューション)がなぜ必要なのか
セール期になるほど、「どの施策が本当に売上に効いているのか?」は見えづらくなります。
GA4や広告レポートだけでは追いきれないユーザーの実感ベースの購入のきっかけを補う手段として、購入後アトリビューション調査を組み込むことが大切になります。ここでは、その背景とメリットを整理します。
1.GA4や広告管理画面だけでは分からないこと
GA4や広告管理画面では、「どの広告をクリックしたか」「どの流入元からコンバージョンしたか」は追える一方で、ユーザーの実感ベースの「購入きっかけ」までは分かりません。
クッキー制限やマルチデバイス利用も増え、ラストクリックだけを見ると本当に効果のある施策を見落とすリスクがあります。
購入後アンケートで本人に直接聞くことで、このような見えない貢献を拾えるようになります。
2.購入後アンケートで流入経路を聞くメリット
購入後アンケートで流入経路を聞く最大のメリットは、「ユーザーの記憶に残っているチャネル」をそのまま回収できる点です。
検索・SNS・クチコミ・実店舗・メルマガなど、ツール上では追いにくい経路も一括で比較できます。また、「知ったきっかけ」と「買う決め手になった情報」をセットで聞けるため、「認知に強いチャネル」と「CVRに効くチャネル」を分けて評価できるようになります。
結果として、広告予算の配分見直しや、どのチャネルにコンテンツを投下すべきかといった判断がしやすくなります。
3.EC・Shopifyで「どの施策が効いているか分からない」よくある悩み
ECやShopify運営では、「どれが売上に効いているのか分からない」「ブランド名検索は増えているのに、その前段が見えない」といった悩みがよく挙がります。
解析レポートは毎月確認していても、意思決定に使えるレベルの答えまではたどり着けないケースが多いです。
購入後アトリビューション調査を入れることで、「売上の◯%はSNSきっかけ」「LTVの高い顧客はメルマガ/LINE経由が多い」といった具体的な傾向が見え、打ち手の優先順位をつけやすくなります。
購入後アンケートで流入経路を把握する基本設計
年単位で広告やSNSに投資していても、「結局どのチャネルが効いているのか」は放っておくとあいまいなままになりがちです。
購入後アンケートを設計するときは、いつ・誰に・どの粒度で流入経路を聞くかをあらかじめ決めておくことで、ブレの少ないデータを継続的に集められます。
1.いつ誰に聞くか(サンクスページ・購入後メール)
購入後の流入経路アンケートは「購入直後」と「商品到着後」に聞くのが基本です。
サンクスページで1問だけ聞き、到着後メールで少し踏み込んだ質問を追加する、と分けて設計すると精度が上がります。
【サンクスページでの設問】
Q『当ショップ(商品)を最初に知ったきっかけを教えてください』
【購入後メールで追加する設問】
Q『最終的に購入を決めた一番のきっかけを教えてください』
2.Shopifyとその他ECでの設置パターン
Shopifyでは、商品購入直後のサンクスページへの埋め込みと、Shopifyメールや外部メルマガからのリンク設置が定番です。
その他のECカートでは、購入完了ページへのスクリプト設置と、購入後メールに専用URLを入れる形が使いやすいです。
【Shopifyでの設置】
・注文状況ページの下部に1問アンケートを常設
・Shopifyメールの「発送完了メール」にアンケートリンクを設置
【自社EC・その他カートでの設置】
・購入完了ページにポップアップ/ウィジェットで1問表示
・購入完了メール or 発送完了メールにアンケートリンクを挿入
3.流入経路の質問文と選択肢の作り方(チャネル粒度・自由記述)
流入経路を聞くときは、「最初に知ったきっかけ」を1つに絞ってもらい、選択肢はチャネル単位の大きめカテゴリに揃えるのがポイントです。
「その他」と自由記述をセットにしておくと、後から選択肢をチューニングできます。
【流入経路の質問設計の例】
Q『当ショップ(商品)を最初に知ったきっかけを教えてください(1つだけ)』
・検索エンジン(Google / Yahoo! など)
・Instagramの投稿/広告
・X(旧Twitter)の投稿/広告
・YouTubeの動画/広告
・実店舗を見て
・メールマガジン/LINEで知った
・その他(自由記述)
【自由記述の活用イメージ】
・「インフルエンサーAの投稿を見て」→ 選択肢に「インフルエンサー/タイアップ」を追加
・「○○モール内のバナー」→ モール内広告の評価対象として別チャネル扱いにする
【購入後アンケートに役立つ記事】
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購入後の流入経路アンケートの質問例(4問テンプレート)
流入経路のアンケートは、聞き方しだいで「ざっくり傾向」だけにもなれば、「広告単位まで追えるデータ」にもなります。
ここでは、購入後アトリビューション調査で使いやすい質問例をテンプレート形式でまとめます。EC/Shopifyどちらでも流用しやすい形にしてあります。
1. どこで当店(商品)を知ったかを聞く質問
Q『当店(この商品)を最初に知ったきっかけを教えてください(1つだけ)』
【単一選択】
・検索エンジン(Google / Yahoo! など)
・Instagramの投稿/広告
・X(旧Twitter)の投稿/広告
・YouTubeの動画/広告
・友人・知人からの紹介
・実店舗を見て
・ショッピングモールサイト内で見て
・メールマガジン/LINEで知った
・その他(自由記述)
【この質問を聞く理由】
「一番最初の接点」を特定することで、どのチャネルが新規顧客の入り口になっているかを把握できます。広告管理画面では見えにくい「口コミ」や「実店舗経由」も拾えるため、オンライン・オフラインをまたいだ全体像が見えやすくなります。
【表示タイミングの例】
購入直後のサンクスページで1問だけ表示。
2. どの情報が購入の決め手になったかを聞く質問
Q『今回のご購入で、一番の決め手になった情報を教えてください(1つだけ)』
【単一選択】
・商品ページの説明
・写真・動画の内容
・レビュー・口コミの内容
・価格・割引・キャンペーン情報
・Instagram / X などSNSの投稿
・メールマガジン/LINEの案内
・店頭でスタッフの説明を受けて
・その他(自由記述)
【この質問を聞く理由】
「どこで知ったか」とは別に、「どの情報で最後に背中を押されたか」を切り分けて把握するための設問です。これにより、商品ページを強化すべきか、SNS・メルマガの訴求を強めるべきか、といった改善の優先順位が明確になります。
【表示タイミングの例】
サンクスページまたは発送完了メール内の2問目として表示。
3. 広告を見た場所・媒体を特定する質問
Q『もし広告をご覧になっていた場合、どこでご覧になりましたか?』
【複数選択】
・Instagram広告
・X(旧Twitter)広告
・YouTube広告(動画前後)
・検索結果の広告(リスティング)
・ショッピングモール内バナー
・ディスプレイバナー(ニュースサイトなど)
・広告は見ていない/覚えていない
・その他(自由記述)
【この質問を聞く理由】
広告管理画面では正確に追えない「ユーザーの記憶に残った広告接点」を特定するための設問です。ユーザーが「広告を見た」と認識している媒体を把握することで、実際に効いている広告面と、コストばかりかかっている面を切り分けやすくなります。
【表示タイミングの例】
購入後メールや発送完了メール内で、任意回答として表示。
4. キャンペーン・クーポン経由かを把握する質問
Q『今回のご購入は、どのキャンペーンやクーポンをきっかけにしましたか?』
【単一選択】
・メルマガ/LINEで届いたクーポン
・サイト内バナーで見たキャンペーン
・SNS(Instagram / X など)のキャンペーン投稿
・ポイントアップデー/タイムセール
・クーポンやキャンペーンは利用していない
・その他(自由記述)
【この質問を聞く理由】
「どの値引き・特典施策が本当に効いているか」をユーザーの自己申告ベースで確認するための設問です。クーポン原資やセール設計を最適化するうえで、「どのキャンペーンに乗ってくれたのか」を把握することは欠かせません。
【表示タイミングの例】
セール期間中の購入後アンケートとして、サンクスページまたは期間限定の購入後メールに設置。
GA4だけでは追えない“本当の流入経路”。Asklayerなら特定できます
GA4や広告管理画面だけでは、「どこで当店を知ったのか」「最後のひと押しになった情報は何か」といった“ユーザー本人の記憶”までは追えません。
購入後アンケートで流入経路を聞くことで、SNS・口コミ・ブログ・オフラインなど、レポートに出てこない接点まで含めて可視化できます。
Asklayerなら、購入直後のサンクスページや購入後メールに、1問から流入経路アンケートを設置できます。選択肢テンプレートをそのまま使えるので、「どこで知ったか」「どの情報が決め手だったか」を今日から計測し始めることができます。
まずは無料プランで、購入後アンケートを1本から開始。効果の良し悪しを可視化できます。
登録1分・テンプレ多数!
高回答率アンケート!
初期費用は不要。
今すぐ施策を開始!
・自動プロファイルでリード獲得。
・完全モバイル対応。
・疑問はチャットサポートで解決。
購入後の流入経路調査 データの活用法
購入後アンケートで集めた「流入経路」「決め手」のデータは、必ずGA4や広告レポート、Shopifyの注文データとつき合わせて見ることが重要です。
ここでは、日々のレポートとどう組み合わせれば、次の施策や予算配分に落とし込みやすくなるかを整理します。
1.GA4・広告レポートとアンケート結果を付き合わせる方法
購入後アンケートで「どこで知ったか」「何が決め手だったか」を集計したら、GA4や広告管理画面の数値と必ず並べて見るようにします。
レポート上の「CV数が多いチャネル」と、ユーザーが自己申告する「きっかけ」が本当に一致しているかを確認するイメージです。
【例】
・GA4では「検索広告」がCV最多。アンケートでは「YouTubeで見た紹介動画」が最初のきっかけとして多い
→ 新規認知はYouTube、最後の一押しは検索広告という役割分担が見える
・ディスプレイ広告はCVが出ているが、アンケートでほとんど名前が挙がらない
→ なんとなく流入しているだけの可能性があり、予算見直し候補になる
2.Shopifyの注文データ・タグと組み合わせて見る方法
Shopifyの場合、購入後アンケートの回答に顧客IDや注文番号を紐づけておくと、流入経路ごとのLTVやリピート率まで追えるようになります。
回答内容をタグ化しておけば、セグメント配信や施策検証にも使いやすくなります。
【例】
・アンケートで「Instagramで知った」と回答したユーザーに「src_instagram」タグを付与
→ その後の再購入回数や売上を他チャネルと比較し、「LTVの高いチャネルか」を判断
・「レビューを見て購入」「クーポンを使って購入」など回答ごとにタグを分ける
→ レビュー重視ユーザー向けの施策、価格重視ユーザー向けの施策を個別に検証できる
3.広告予算配分・クリエイティブ・LP改善への落とし込み
最後は、アンケート結果を「次にどう変えるか」という具体的な施策に落とし込みます。
どのチャネルに予算を厚くするか、どの要素をクリエイティブやLPのファーストビューで推すかを、ユーザーの声から決めていきます。
【例】
・「どこで当店を知りましたか?」で「Instagram」「口コミ」が圧倒的に多い
→ SNSやクチコミ施策の予算を増やし、バナーでも「SNSで話題」「レビュー高評価」を前面に出す
・「購入の決め手」で「配送の早さ」「返品の安心感」が多く選ばれている
→ LPや商品ページ上部に「最短◯日発送」「30日間返品OK」のバッジを追加し、ファーストビューで訴求
・「情報が足りなかった」「比較しづらかった」という回答が多い
→ 比較表ブロックやFAQを追加し、次回セール前までにLP構成をアップデート
購入後の流入経路調査の結果をセグメント別に読み解くポイント
購入後アトリビューション調査は、ただ全体集計を見るだけではもったいないです。
新規/リピーターやLTV、デバイス別に切り分けて見ることで、チャネルごとの「役割」と「価値」がはっきりしてきます。
1.新規・リピーターでチャネル構成を比較する
新規顧客とリピーターでは、流入チャネルの構成が変わることがよくあります。
購入後アンケートに「新規・リピーター」のフラグや回数情報を紐づけておくと、「新規はほぼ広告経由」「リピーターはメールとダイレクトが多い」といった傾向が見えます。新規獲得に強いチャネル、リピートを支えるチャネルを切り分けて評価できるようにしておくことが重要です。
2.LTVの高い顧客がどこから来ているかを特定する
一回のCV数だけでなく、「長く買い続けてくれている顧客がどこから来たのか」を見ると、広告予算配分の精度が一気に上がります。
購入後アンケートの回答を顧客IDや注文履歴と結びつけ、「LTV上位◯%」グループの流入チャネルを集計します。もし特定のブログ記事やSNS経由が目立つなら、そのチャネルは単価が高くても投資価値があると判断できます。
3.デバイス・エリア別で流入パターンを見る
スマホとPC、都市部と地方などで、ユーザーが使っているチャネルは異なります。
購入後アンケートの結果をGA4やShopifyのデバイス情報、配送先エリアと組み合わせて、「スマホ×都市部はSNS」「PC×地方は検索広告」といった形でパターンを確認します。エリア限定キャンペーンやデバイス別LP最適化のヒントとして活用できます。
購入後の流入経路調査の設計ポイント
流入経路アンケートは便利ですが、設計を誤ると「どこで見たかよく分からない」「似た選択肢が多くて迷う」といったノイズが増えてしまいます。
あらかじめ押さえておきたい注意点を整理しておきます。
1.選択肢のかぶり・抜け漏れを避ける
「Instagram広告」と「SNS広告」「Instagram」のように、似た選択肢が並ぶとユーザーが迷い、データの解釈も難しくなります。
実際に出稿しているチャネル・媒体を洗い出し、重複を避けつつ、主要チャネルは個別に、その他は「その他の広告」のようにまとめて設計します。また、自社サイトや店舗など、明らかに多い経路の取りこぼしがないかも確認しておきます。
2.ユーザーの記憶バイアスを前提に設計する
ユーザーは、最初に見たチャネルではなく「直近で印象に残ったチャネル」を答えることが多いです。
このバイアスを前提に、「どこで当店を知りましたか」と「購入前に一番よく見たのはどの媒体ですか」のように質問を分けると、「最初の接点」と「最後の一押し」を分離して把握できます。選択肢には「覚えていない」も入れて、無理に選ばせないことも大切です。
3.質問数と回答負荷のバランスを取る
流入経路だけで細かく聞きすぎると、回答完了前に離脱されてしまいます。
チャネルの粒度は「分析に本当に使うかどうか」で優先度をつけ、基本は1〜2問で設計します。詳細を知りたい媒体がある場合は、自由記述や後続の深掘りアンケートで補うなど、全体の負荷を意識して設計することがポイントです。
購入後の流入経路調査で回答率を上げる工夫(EC・Shopify共通)
購入後アトリビューション調査は、サンプル数にある程度の量がないと信頼性を欠くため、有効活用が難しいです。
ECやShopifyストアに共通する「回答率を上げる工夫」をあらかじめ仕込んでおきます。
1.2〜3問・単一選択を基本にする
購入直後のユーザーは、すでに購入フローを完了して疲れています。アンケートは2〜3問を基本とし、メインはタップだけで回答できる単一選択で構成します。
どうしても自由記述を入れたい場合は最後に1問だけ添え、「任意回答」と明記することで、負担感を抑えつつ有益なコメントを集めやすくなります。
2.インセンティブ有無と文言の変え方
インセンティブを用意できる場合は、「回答で◯%OFFクーポン」など、具体的なメリットを冒頭で伝えると回答率が上がります。
一方で特典がない場合は、「今後のサービス改善に直結します」「広告や特典の精度を高めるためにご協力ください」といった“協力依頼”のトーンが有効です。どちらの場合も、所要時間を「30秒で終わります」のように明示するとさらに回答しやすくなります。
3.スマホ前提のUI・導線を整える
購入後アンケートの多くはスマホから回答されます。文字サイズやボタン間隔、スクロール量をスマホ前提で設計し、1画面に1〜2問程度が収まるようにしておくと離脱が減ります。
サンクスページや購入後メールからの導線も、「タップ一つでフォームが開く」「外部ドメインでも違和感のないデザイン」など、ストレスなく遷移できることを意識すると回答率が安定します。
購入後アンケートで流入経路を聞くときのFAQ
購入後アンケートで「流入経路」を聞くメリットは何ですか?
GA4や広告レポートでは「どのセッションでコンバージョンしたか」までは分かりますが、ユーザー本人が「どこでその店(商品)を知ったか」は分かりません。
購入後アンケートで流入チャネルを聞くことで、「本当に効いている施策」や「指名検索の前段にあるSNS・口コミ」などを特定でき、広告予算配分やLP改善に直結させることができます。
「購入後アトリビューション」と「購入後の流入経路アンケート」は何が違いますか?
購入後アトリビューションは、「購入後アンケートで取得した流入経路の回答を、売上・LTV・広告費と結びつけて評価する考え方」です。
実務としては、購入後アンケートで「どこで知ったか/何が決め手か」を集め、そのデータをアトリビューション分析に使うイメージと考えていただくと分かりやすいです。
GA4や広告管理画面だけではダメなのでしょうか?
GA4や広告管理画面は「最後のクリック」やトラッキングできた経路に偏りやすく、実際にはSNS・口コミ・オフラインなど“見えない接点”が抜け落ちていることが多いです。
購入後アンケートを組み合わせると、「数値で追えるチャネル」と「ユーザーが自覚している流入経路」を両方見られるため、アトリビューションの精度が大きく高まります。
どのタイミングで誰に流入経路アンケートを出すべきですか?
基本は「購入直後(サンクスページ)」か「商品到着後メール」に設置するのがおすすめです。全購入者に聞いてもよいですが、新規顧客だけを対象にする方が「どこで新しく知ってもらえたのか」がクリアに分かり、EC・Shopifyの新規獲得施策の評価に使いやすくなります。
選択肢はどのくらい細かく分ければ良いですか?
まずは「検索(Google/Yahoo)」「Instagram」「X(旧Twitter)」「YouTube」「友人・知人からの紹介」「リアル店舗」「その他(自由記述)」など、チャネル単位の粒度で十分です。
最初から広告キャンペーン名レベルまで細かくしすぎるとユーザーが迷いやすくなるため、必要に応じて“よく選ばれる項目”だけを徐々に細分化していくのが現実的です。
ユーザーの記憶に頼るアンケート結果は信用できますか?
個々の回答は多少あいまいさを含みますが、数十〜数百サンプルを集めると「どのチャネルが多いか」「広告と口コミのどちらが効いているか」といった傾向はかなり安定してきます。
GA4のログと突き合わせて“方向性を確認するデータ”として使う前提で設計すれば、十分実務レベルで役立つ精度になります。
ECやShopify以外、B2Bサイトでも購入後流入経路アンケートは使えますか?
はい、B2Bの問い合わせ完了ページや、資料請求後・契約後のアンケートでも同じ考え方で活用できます。
「どの媒体・紹介・セミナーで知ったか」を聞いておけば、限られたマーケティング予算を“本当に効いているチャネル”へ集中的に投下する判断材料になります。
購入後アンケートで流入経路調査を実施
購入後の流入経路調査は、「どのチャネルに投資すべきか」「どの訴求が刺さっているか」を数字ではなく“お客様の声”で裏づけできる貴重な手段です。
GA4や広告レポートだけでは見えない、「実際にはSNSで知った」「友人の紹介で思い出した」といったリアルな経路が分かることで、予算配分やクリエイティブ改善の判断が一段クリアになります。平常運転のECでも購入後アンケートを仕組み化しておけば、月を追うごとに“当たりチャネル”と“外れチャネル”がはっきりしていきます。
この機会に購入後アンケートを導入し、「勘」から「データと顧客の声」によるマーケティングへ一歩進めてみてください。
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